給湯器保温工事
2018.05.09
2018年1月末~2月頭にかけての寒さは
久しぶりの寒波でした。そんな最中にあった
給湯配管の凍結→解氷→設備改善の事例です。
こちらのお宅ではインターネット業者から
数年前に給湯器を購入し、その指定業者が
設置工事を実施していました。
〇配管が凍結した現場
寒風が吹きすさむ中、解氷作業を終えた後。
配管の施工がぱっと見は大丈夫な感じですが、
実は、大丈夫ではありませんでした。
注:当社の施工現場ではありません。
お客様にどうして凍結したかの事情を説明し、
配管保温の手直し工事を注文頂きました。
〇後日、改めてお邪魔して手直し開始
〇配管の養生をはがしてみたら・・・
本来なら設置している事が普通の電気で作動
するヒーター線。給水配管には設置してある
のにお湯配管側には設置していません。
〇さらにびっくりなことが
手前に見える配管はお湯配管。もこもこの管と
繋ぐ継手が、プロの施工ならあり得ない継手を
使用しています。ネット経由の業者さんが、
間に合わせの部材で施工した事がありありと
わかっちゃいます。
※もこもこの管:金属フレキシブルホース
〇気を取り直し、手直ししながら施工開始
まずは給水管から。古くなった元栓を新品に。
設置前に給水配管の接続ネジを切り直し。
次にお湯配管の継手を本来の形へ。最後に
給水配管、お湯配管どちらにもヒーター線を
しっかりと施工。
〇完成
最後にしっかりと保温材で配管を保護します。
最初の写真にある本体下の貧弱な保温材と現状
では威圧感が違います。威圧感だけでなく、
機能性もグンと向上しました。これでこちらの
お宅は厳冬の寒波襲来でも凍結とは無縁です
※ネットショップでの買い物は検索が楽で、
いいものを安く購入できますが、落とし穴が
ある場合もあります。ご利用の際はご注意を。